カウンセリングは、クライエント(相談者)さんに変容があれば、終了となります。
変容には、
・外的な変容と
・内的な変容
があります。
不登校の場合で説明すると、
外的な変容とは、子どもが学校に行けるようになった、ということ。
内的な変容とは、お母さんが子どもの気持ちに寄り添えるようになった、ということです。
カウンセラーは、外的な変容よりも、内的な変容を重視します。
変容という言葉から、故・河合隼雄先生の
「カウンセリングは夜店の金魚すくいとは違う」
という言葉を思い出しました。
私が子どもの時、月の2のつく日の縁日になると、商店街に夜店が並びました。
夕飯を食べるのももどかしく、姉の手を引いて、よく行ったものです。
そして、カーバイトの光でゆれる水槽で、よく金魚すくいをしました。
「ぽい」(薄紙を貼った道具)で、無理に金魚をすくおうとすると、紙が破れてしまいます。
カウンセリングも金魚すくいと同じで、クライエント(相談者)さんをすくおうすくおうと思っても、なかなか救えない、ということです。
救うには、
時とタイミングが必要です。
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