起き上がれないときは、「欲」を背負っているもの

 
季節に関係なく、急にラーメンを食べたくなることってありませんか…。

その日は喜多方ラーメンを食べに行きました。

会津の民芸品でしょうか、

店内に、「おきあがりこぼし」が置いてありました。

(今の若い人って、「おきあがりこぼし」を知っているのかな?)
 

「おきあがりこぼし」から、

徳川八代将軍・吉宗大岡越前守の逸話を思い出しました。

(「大岡裁き」として有名な町奉行だよ)
 
 
 

ある日、吉宗が、越前守に、「善悪とは、どんなものか?」と聞いたそうです。
 

すると越前守は、「おきあがりこぼし」を取り出し、転がしてみせながら、

「このように、いくら転がしても、すぐにまた起き上がります。これが善です。倒そうとしても、決して倒せるものではありません」と答えました。
 
 

吉宗は、「よくわかった。それでは悪とは?」と訪ねました。

越前守は、今度は一枚の小判を取り出し、「おきあがりこぼし」の背中に結びつけ、

「よく、ごらんください。これも、黄金を背負って、欲に迷うますと、悪に変わります。すると、このとおり、ふたたび起き上がることができなくなるのです」

と答えました。

(この逸話はおそらく史実ではないと思いますが、語られていることは世の中の道理ですよね…)
 
 
 

この逸話から、

何故、私が競馬や宝くじが当たらないのか、わかったような気がしました。

「お前のような人間は、大金が入るとダメになる」という

ありがたい神様や、仏様の配慮なのでしょう…。

(多くは望んでないのに…。100万円でいいのになぁ)
 
 

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