狩猟民族と農耕民族では、コミュニケーションのとり方が違うという話を聞いたことがあります。
狩猟民族は獲物を捕った場合、その獲物を食べ終わるまでは、狩に行かないそうです。
そのことは、獲物を捕った本人もアピールしますし、周りの人も知っているので、仕事をしないことについて誰も咎めません。
ある意味で個人主義というか、個人を尊重するんですね。
このような狩猟民族の社会では、自分の気持ちを言葉や身体で積極的に表現し、
仲良くなろうとするコミュニケーションをとるようです。
ですが農耕民族の場合は、集団で協力して作物を育て収穫するので、自分だけ仕事に行かないわけにはいきません。
もし、そんなことをしたら村八分(のけもの、仲間外れ)にあって、その地域では暮らしていけないでしょう。
農耕民族の社会では、自分の気持ちを言葉や身体で表現するより、場の雰囲気をよむためのコミュニケーションをとるようです。
これらのコミュニケーションの違いは、日本人や外国人に限らず、人それぞれにも言えるかもしれませんね。
(狩猟民族的な人、農耕民族的な人と言うように)
ところで、どっちのコミュニケーションが良いのでしょうか?
自分の考えや気持ちを伝えるには、狩猟民族的なコミュニケーションの方が良さそうですが、
正しいことを言っても、良い結果が生まれないことってありますよね。
そうかといって、農耕民族的なコミュニケーションばかりでは、自分の考えや気持ちを伝えることは難しいでしょうね。
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