私のカウンセリングルームに見えるクライエント(相談者)さんの相談内容で、一番多いのが人間関係です。
人願関係で悩んでいる人の話を聴くと、
相手との距離の取り方がわからない、
相手とのコミュニケーションが上手くとれない、
といった声をよく聞きます。
相手との距離の取り方で思い出すのは、
二匹のヤマアラシの話です。
ある山の中に、二匹のヤマアラシが住んでいました。
夜になり冷え込んでくると、二匹のヤマアラシはお互いの体で温め合おうと、近づいていきます。
ところが近づきすぎて、お互いの針でお互いの体を傷つけあって、離れます。
そして、寒いものですから、また近づき合っては、お互いの体を傷つけ合います。
そうやって、二匹のヤマアラシは、一晩中近づいては離れることを繰り返すのです。
私たちも、相手に近づきすぎて傷ついたり、離れすぎて孤独を感じる時がありますよね。
そういう時は、適度な距離感で温まるということを、覚えるといいのかも知れません。
また、相手と適度な距離を保ちつつ、お互いに温め合えることを「思いやり」というのかも知れないですね。
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